2023.03.29 15:19かんしょうじまコレより先に今七色に/こんなんばっか囚われやしない。殆ど同じ様子にギミックもモアレも陶酔する浮世をうたいくらす千波丹頂の消息さてワタクシ達は何も見えてはいけないかみにしみてはねのからをむねにあわせるくつひもが解けている本能的な湿地に生きていくと彼方都会のパノラマ歴史に消え去るセピ...
2023.03.26 11:31画一(的)でこぼこみちを踏み固めながら本線へと帰ってきたのだハイウェイから抜け道を慕って、残響が喧騒を持ち込み宵闇が迫る声を揃えた前奏曲が響き渡っていく敷石の決まった数かっこ悪いものだと強調し轍に沿ってヒトが流れていくのをあぜ道を切り取り床に並べ天を射して青あざが見られたもの晩夏が、逃げ腰...
2023.03.25 13:44屈折光意識的に手掛ける 毛糸で編まれた 様相は蟻の巣に砂糖を置く 我ら おもちゃの王様が角張った琥珀だ、中には何か古い虫が祀られていると宣った。明かり窓から涼しい色がほのかな 夕暮れ色を投げかけては口に強いた 蟒蛇と 子を育ててみたらしくわたいらは一本橋のある、みちのりの邪魔だとつぶや...
2023.03.25 09:13昇天庵色合いがまたフリルの 拒食症のモモ肉を攫ってきて。食卓にチョちょぼとニンニクと黒ビールを備えてたくさんの羊たちと囲んでいましたわ、ワタクシも角を折られた夢の欠片とお話していますと、ぐわぐわと致します記法が眩された温水と、いちとひしゃげたボトルがカンと撓って 不透明さを競っている、...
2023.03.25 05:30初々桜はちみつばかけに よういしょ 駆け上がってりつはなのもの、けばけばしい 一段と 一端としてかなばひどびい どざんと まさしくきいも ものなつばいまた はらにむねに のみのこされて おりかかなみとつも けけすかしく ままにいまだに 多く七花の特発も凶とて、手、躑躅が得す 道徳もあり...
2023.03.24 12:59らンぷうゑい介怠不穏の戦律を彼方に右掌に海山を、おとおしく、ちりはめ懐柔のしぶみ、そお。よそよししく、成る雑酒癒着の混合、炭山のすべた橋なりの、ともどもにうくえ、さまざましく奏蘭を、はあはと廻してかな、とすすっぽ、鈴化他 措置が輪にも土せばチチリハナハナと 不紗触フシャフるような。こざパッシ...
2023.03.24 11:27奴(ヌ)滝焼べて波鳴を散らす好いも、微花に。明日は毛虫に拐われました、道に干からびた蚯蚓を見たので禿げ散らかした桜が 吐瀉物に成りやがるそれを膿み出すは、どこへ海と摩るかアレはナニを溢し、コレはソレと隠蔽する打ち覆いは上等に、透かしただけの、糞土師垂れ長さめの あたたかい雨葉 うららじと...
2023.03.23 14:43山と坂・痂皮旋盤の上につつじを、形作るように見え隠れする明日を春は、今 家に、舞い降りてきたのでしょう録画された過去のヴィジョンを 口にしてみるぽっかりと穴に宛てがうだけにして、抜き足差し足忍び足、そっとしてひらいて みせて(しずめて くだされましたらば)桜の枝にもうイモムシ、まだ花もありま...
2023.03.19 06:08わが‐ともがら愚か者に短銃を突きつけ緑青にはきれいな羽織がしとどにも、よく似合うとおく小高い霊廟がうつる 蝶の脆羽の鏡面は祭の金魚のように忙しなく からにあった煎餅瓶もどこかしことおくそこに ただみたされるところであります胸元にある箍を外して、滲んだ過去など拭っていただく一コマあたりの含有量が...
2023.03.19 02:22篇奏星ガラスドームに納められた臍帯届の吐息でしょうか鏡に移した蒼穹と対岸は臙脂のコテージに存在を求めます翻された片腕が不器用に曲げられるのを黙って、置いて絶景を広げる設計図にうつろう野原と大きな雨露を延ばします、繕われた裸のものを、運命と貼り付けて染シ舞いましょうグラスにスープを、土壌...
2023.03.19 02:16うわのそら・春(ボクの知るところでは、納得しきれないぐらいの綻びがある) 宇宙旅行に行くには、まだまだ背丈が足りなくて 生け垣の間からのぞけばまだ、遠く遠くが見つけ出せるほど まばらなあしおとが、歓声を連れ 公園へ走っていく、ふるい広告の指し示すとおりに、足を向けてみるろくすっ...
2023.03.11 08:04一望の風この浪漫こそ成り行き任せ掌中の珠に何を魅せるのかいま氷雨が顔を覗いているそれを言葉に描くにはまだなにか足りない気がしていたときのとまった楽園が、侵蝕を忘れているのを眺め小さく頷いた野花たちがそこかしこにいたようだったまぼろしだろう賑やかなものだと感嘆にも口にしてみたのだがちっとも...